
昨日、諏訪湖クラブの定期大会と言っても第2回目がありました。私もそこに関与しているため、少しだけ報告いたします。
「諏訪湖クラブ」は、以前の「諏訪湖懇談会」と「まちづくり懇談会(通称、まち懇)」が解散し、それを引き継ぎながらも、「地域文化の継承と創造」という
広範囲にわたるテーマを目標にした諏訪の自主的組織です。また、諏訪では各種の自主団体が存在するため、それらの情報が互いに流れるようにしたいという理
念や、沖野先生の言う市民科学の提唱もあります。最終的には、諏訪のシンクタンクにできないかとの思いもあります。会長は、信州大学名誉教授の沖野外輝夫
先生です。
諏訪湖クラブでのテーマは多様ですが、現在の主なテーマは、以下の4つです。
諏訪湖 諏訪湖の将来像、浄化
地域エネルギー 市民参加型再生可能エネルギー導入の計画と実行
農業振興 地域ブランドの開発、エコロジーファーム構想
街おこし 自然環境と歴史を活かした街づくり
今回は、その内の諏訪湖浄化以外の3つについて、発表がありました。
地域エネルギーとしては、温泉熱の利用を検討しており、環境省の公募「平成20年度コミュニティファンド等を活用した環境保全活動促進事業」に応募し、採
用されたこと。また引き続き検討をしていることの中間報告。そして、このことでお知恵をおかりしている「温暖化防止おひさまファンド」の代表者からの説明
もありました。
農産物としては、セルリのこと。
街おこしについては、10/11(土曜)に予定している、日本民家再生リサイクル協会(JMRA)との共同シンポジウムの予定。
個人的に、印象に残ったセルリのことについて、ちょっとお伝えします。
セルリは、諏訪地域の特産品で、日本の中でも一番の出荷量を誇るもの。しかし、以前は、農薬が多量に使われているとの風評もあった野菜です。
そんな風評の理由は、以前はセルリに限らず、農薬の量をあまり気にせず、良いと言われる農薬があると素直に使っていたこと。
また、セルリは肥料も多く必要な野菜であるため、肥料を撒くのですが、その際に農薬を撒くのに使用する機械を使うため、誤解されやすい点もあったようです。散布に使う機械が同じなのは変わっていないため、今でも相変わらず、誤解されやすいようです。
最近では、農薬について、以下のような基準が設けられ、かなり厳密な使用法となっているようです。
・使用可能な農薬の種類の限定
この為、隣の農場での別野菜向けの農薬にも気を遣うことになる。
・使用量、使用回数の限定
・使用後、出荷できるまで据え置きの期間の限定
また、セルリに対しては使用できる農薬数が30品目程度しかなく、セルリのようなマイナーな野菜での使用基準値は、他の野菜での使用基準が決まった後に決
められるため、人間が摂取してよい基準値から、先に決められた他の農作物の基準値をマイナスした残りの数値内でのことになるので、かなりきびしい数値にな
るそうです。
さらに、この地域のセルリ農家はすべてエコファーマの認定を受けているとのこと。
当社の95才の相談役もよく口にする話題の一つに、「原村の連中はものすごい働き者が多い。朝も暗いうちから起きて働いている。たいしたものだ。」という
話です。ちなみに、今回の発表では、あるセルリ農家の1日のスケジュールがありましたが、年間でも忙しい、3月末から7月までは、朝は2時起き、3時から
作業をするようです。
農家の大変な努力と、数値基準をクリアして、はじめて出荷されるセルリ。地元の産品に関する誤解を解く必要があると感じました。
最後に、街づくりに関して、10/11(土曜)に予定している、JMRAとの共同シンポジウムは、以下の予定でおります。
参加希望者は、下記をご参照ください。