オーボエのコンサート
[2008/12/12]
渡辺克也さんが再度当蔵に来られて、オーボエのコンサートが行われた。
渡辺克也さんは、ドイツベルリンオペラ歌劇楽団の首席オーボエ奏者を務める著名な方。
夏にご縁があり、味噌の香り高い味噌蔵の中で、モーツァルトのオーボエ協奏曲を演奏いただいた。その時の名演奏を聴いて熟成したお味噌を味わおうという企画である。
今回はピアニストの中村純子によるピアノ伴奏の付いた演奏会となった。
演奏に先立ち、なぜ渡辺さんが味噌屋に来て演奏するのか、ユーモアを交えたお話しを伺うことができた。曰く、元は奥さまの出身地が水戸であったことが事の
始まりであるが、ベルリンにて自分で納豆を作って食べている。ベルリン納豆の特徴は、糸引きがすごいことや、何回かき混ぜたらよいかなどうんちくを語られ
た。そんなわけで、醸造に縁の深い音楽家は他にはいないことが、味噌屋で渡辺克也さんが演奏する理由であることをお話しいただいた。
演奏会での曲目は、ドビッシーの「亜麻色の髪の乙女」、モーツァルトの「オーボエ協奏曲」の一部、プッチーニのトゥランドットから「誰も寝てはならぬ」、
ジャンニ・スキッキから「私のお父さん」、ニーノ・ロータの「エレジア」、大仲恩の「ふるみち」、服部良一の「蘇州夜曲」、モンティの「チャルダッ
シュ」、アンコールに応えてボロディンの「ダッタン人の踊り」(曲名間違い、あったらお許し下さい。)
今回も音楽を楽しみ、親しめる音楽会となった。
その後、夏に来て吹いていただいた際に音楽を聞いたお味噌を使って、味噌鍋料理を楽しんでいただいた。
こちらも上々の評判であった。 最後に、諏訪の御柱の際に詠われる「木遣り」が披露された。クラシック音楽の後に、「木遣り」では、アンバランスかと心配していたが、そんな心配は無用で、これはこれで素晴らしかった。
音楽が、醸造製品の中にいる微生物にどんな影響を与えているのか、今のところ何とも分からないが、少なくともロマンチックな話である。