銀杏の木
[2006/12/17]
ちょっと遅れた蔵便りです。
今年の秋も、店の裏にある銀杏の木に銀杏の実が沢山なりました。
例年よりにおいが弱いように思われたのと、実がいさぎよく、短期間の内に落ちたように感じられました。
銀杏の葉は、樹上でも、地面に広がっても、黄金色に輝いていました。
今は、葉もすっかり落ちて丸裸の枝が見え、その先から、20羽ほどのすずめの声がかしましく聞こえてきています。
10月に入り、以前から計画しては頓挫していた店舗改装大計画が、大至急のスケジュールとなり、ずっとあわてふためいている次第です。事の次第は、市の観 光課にアドバイスをもらいに行ったことからです。店舗を改装するが、どうやったら集客できるかを伺ったところ、来年は、NHK大河ドラマで「風林火山」が はじまる。4月の放映から、諏訪の由布姫が出てくるから、諏訪としても、4月よりキャンペーンを行いたい。ついては、4月には、オープンしているとありが たい。とのお話。こちらもありがたいが、もうちょっと余裕で計画していたものだから、大あわてとなった次第。
店舗は、大正5年の創業から遅れること数年(詳しくは不明)、木曽の薮原から民家を移築したものです。
関東大震災をくぐり抜け、さらに地盤の悪さに往生している、かなり傾いた建物です。
今回の案は、地盤の傾きを直すために、下がっている方の土台を30cm程上げて、水平にし、さてそれで、柱のゆがみをできるだけ直そう。これが第一。これ は、建築設計家の町田長治さんの強い意見。次に、余分なものははぎ取って、シンプルにしてしまおう。これが第2点。それから、構造的に弱い点を補強する。 これも町田長治さんの強い意見。これが、第3点。さらに、「素朴であたたか」な雰囲気にしようと考えて、これが第4点と、こんな風な原則をいくつかたてて 設計進行した次第。
急げと言うことになったのが、10月頃。参考にと、建築設計家の町田さんと2人で、兵庫県の播磨屋本店さんまで見学に出かけ、県内では、KURAの編集長 さんに民家再生のお手本としてはどこがよいかなどと勝手に問い合わせて電話で教えてもらい、上田の北国街道沿いにあるパン屋のルヴァン、そば屋の大西を見 学に出かけました。ルヴァンでは、設計も施工も行っている方に直接話が聞けるなどして、ためになったり、そのすぐ近くには、竹田味噌さんの工場とご自宅兼 店舗があり、ちょうど武田社長さんともひょっこり会えて話ができるなど、その日はてんこ盛りの情報収集日ともなった。
そんなこんなで、10月、11月があっという間に過ぎてしまい、業者見積もりも終わり、業者も決まり、着工は、12月にはしなければという計画だったの で、12/2、3の土日は、引っ越し作業。建築設計家の町田長治さんは、自分の従兄弟でもあるため、気軽に相談できてありがたいうえに、2日間フルに引っ 越しの手伝いまでして頂いた。9、10も片づけ作業、16、17も町田さんに手伝ってもらい、2Fの荷物の運び出しをやりました。お宝が出てくればよいの だが、誇り高き品物ばかり。何十年ぶりの大掃除となりました。
従来店舗のすぐ近くで、仮店舗も開いていますので、しばらくの間ですが、こちらもよろしくお願い致します。
2006.12.17 馬耳記